たそがれ清兵衛
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言葉の分からない空港で足止めされた男。1ヶ月目―仕事をみつけ、2ヶ月目―友人を作り、3ヶ月目―恋に落ちた。そして9ヶ月目―ニューヨークに来た理由が明かされる…。ニューヨークJFK国際空港に降り立った東欧のクラコウジア人、ビクター･ナボルスキー。彼の祖国はクーデターによって事実上消滅し、パスポートも無効になってしまったため、帰国することも、アメリカに入国することも禁止されてしまう。行き場を失い、宛のない空港ターミナルでの生活を始めるが、彼はかけがえのない、果たすべきひとつの約束を抱えていた。

極めて変人で、人を信じない腹黒い女教師が、「予知夢」で、未来が見えてしまう少女と出逢ったことにより、思いもかけず、悪夢のような世間の危機を救うハメに巻き込まれる…。愛なんて信じず、絆なんて疑っていた、そんな腹黒な主人公を待ち受ける過酷な運命とは! 抗えない悪夢なのか!? それとも…!

メリーランド州サウスポート。小さな造船会社を経営するフランクには、2年前に離婚した元妻スーザンと彼女と暮らす愛する一人息子ダニーがいた。スーザンは新しく街にやってきた実業家リックと再婚するが、彼の正体が凶悪な犯罪者とは知るゆえもなかった。やがてリックは恐喝にやってきた昔の仲間レイを殺害。その一部始終をダニーが目撃してしまう。しかし、両親の離婚をきっかけに問題児となったダニーの証言をフランク以外は誰も信じようとしない。息子を殺人犯の魔の手から救うため、フランクはリックの正体を暴こうと奔走するが…。

史上最悪の凶悪事件。その真相とは? ある日、雑誌『明朝24』の編集部に一通の手紙が届いた。それは獄中の死刑囚から届いた、まだ白日のもとにさらされていない殺人事件についての告発だった。彼は判決を受けた事件とはまた別に3件の殺人事件に関与しており、その事件の首謀者は“先生”と呼ばれる人物であること、“先生”はまだ捕まっていないことを訴える死刑囚。闇に隠れている凶悪事件の告発に慄いた『明朝24』の記者･藤井は、彼の証言の裏付けを取るうちに事件にのめり込んでいく…。

離婚歴6回のバーナデット、愛犬を失ったジョスリン、そして夫から「他に好きな人ができた」と告げられたシルヴィア。バーナデットは"ジェイン･オースティンの読書会"を企画するも、オースティンの長編小説は6冊あるため、メンバーがあと3人必要となる。ようやく6人が集まり読書会が始まるが、それぞれの思いが絡み合い、思わぬ結末へとたどり着いていく。

外交官の夫からバンコクに招かれた若妻エマニエルが、その開放的な異国情緒にほだされて性の真理を探ろうとする様子を描き、本国フランスはもとより日本でも大ヒットを記録したソフトコア･ポルノ。ファッション写真家として著名なJ･ジャカンが監督し、ソフト･フォーカスを基調としたその美しい映像と、エマニエルに扮したS･クリステルの初々しい魅力で、多くの女性ファンも獲得した。

母を亡くした少女マリ子は、死んだと聞いていた父親から逃げるため、流しの三平に付いてカフェやキャバレーで唄うようになる。その可愛らしさと歌のうまさで人気者になったマリ子だったが、彼女を探していた父親にみつかり、家に引き戻されてしまう…。

ガース･ブルックスの同名タイトル曲を題材として、結婚、家族、コミュニティ、そして愛の復活を描いた作品。主人公は、家族に恵まれて理想的な人生を送っている父親 (エリック･クローズ)。しかし、ある日高校時代の美しい恋人が地元に帰ってきたことで、彼は自分の過去と向きあうことになる。そして、自分の将来を永遠に変えてしまうかもしれない選択を迫られることになった。

大学院生の娘･千枝と2人で暮らす弓子は、家庭部の記者として新聞社「新日報」に20年近く勤めてきた。そして、ついに念願の論説委員となった。早速、初日に社説を任されたのだが、その社説が思わぬ波紋を広げていく。30万部を超えるベストセラーとなった。丸谷才一の原作を、叙情あふれる映画を幅広く撮ってきた大林宣彦が、豪華キャストを配し「女」として輝く瞬間を描いた大林映画の新境地。

兵士として実際に湾岸戦争を体験した青年の手記『ジャーヘッド アメリカ海兵隊員の告白』を、「アメリカン･ビューティー」のサム･メンデス監督が映画化。ニュースでは報じられない戦場における兵士の日常をリアルかつシニカルなタッチで綴ってゆく。18歳になり憧れの海兵隊へ入隊を果たし、やがてペンドルトン基地へ配属となったスオフォード。彼はサイクス曹長の厳しい訓練を乗り越え、わずか8名の斥候狙撃隊に選ばれる。そして90年、イラクのクウェート侵攻を受け、いよいよ彼にもサウジアラビアへの派遣の日がやってくる…。