ヒトリシズカ
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数々のヒット小説を世に送り出している作家･池井戸潤。その作品の中で唯一、女性主人公が活躍する『不祥事』をついにドラマ化!主人公･花咲舞は、地位も権力もない、ただの一銀行員。でも、上司に対しても間違っていることは「間違っている」と、はっきり言う性格。事件や不祥事を起こした支店に行き、解決に導く臨店という仕事に就いた舞は、「間違っている」と言えず苦しんでいる弱い立場の人たちのためなら、相手が誰であろうがおかまいなしに立ち向かっていきます。

これはどーしても自分を曲げられないため世間の荒波をボロボロになりながらも進んでいくひとりの女性 (32歳) の「切なくも痛快な生き方」の物語。曲げちゃった方が、生きるのってラクなの? 友達つきあいって、ムリヤリするもの? でも、自分にウソはつきたくない!! 結婚･仕事･親･友人･子供･お金･老後…降りかかってくる人生の様々な「モンダイ」に心揺れながらわたしは「曲がらない」で生きていきたいの!

イギリスで女性初の首相となり、“鉄の女”と呼ばれたマーガレット･サッチャー。“政治が趣味”と言い切る食料雑貨商の娘だった彼女が労働党の牙城であるケント州ダートフォード選挙区での落選からはじまり、デニス･サッチャーとの結婚、弁護士資格取得、双子の出産を経て、女性政治家への偏見と差別と闘いながらロンドン北部フィンチリー選挙区で初当選するまでを描く。

離婚歴6回のバーナデット、愛犬を失ったジョスリン、そして夫から「他に好きな人ができた」と告げられたシルヴィア。バーナデットは"ジェイン･オースティンの読書会"を企画するも、オースティンの長編小説は6冊あるため、メンバーがあと3人必要となる。ようやく6人が集まり読書会が始まるが、それぞれの思いが絡み合い、思わぬ結末へとたどり着いていく。

美しい容姿と才覚を持つ5代将軍･徳川綱吉 (菅野美穂) による巧みな統治手腕によって、これまでにない栄華を誇る徳川幕府。だが、綱吉が一人娘を亡くして跡継ぎ作りに専念するようになったのを機に、大奥では正室と側室の派閥争いが表面化し、男衆の策略、陰謀が繰り広げられようとしていた。そんな中、貧しい公家の出身ながらも並外れた才気を認められ、右衛門佐 (堺雅人) という男が大奥入りを果たす。権力闘争をくぐり抜け、綱吉の信頼をも獲得し、徐々に力を手にして大奥総取締となる右衛門佐だったが…。

17歳のジェスは、かつて名サーファーだった兄ヴィクターの失敗の影で生きていた。サーフィンをこよなく愛し、いつかサーファーとして成功する夢を持っていたジェスだが、現実は甘くはなかった。ある週末、恋人や仲間たちと出かけた気晴らしのキャンプで、彼は大きな悲劇に見舞われる。打ちひしがれながらも生きる意味を見いだしたジェスは、人生最高のパフォーマンスを見せる。

武芸はまるでダメ、犬嫌いでまんじゅうが好きな臆病者の若侍が、一念発起して上意討ちの旅に出る。相手は剣と槍の達人、どう見ても勝ち目のない勝負に、若侍がとった奇策とは…? 時代劇の面白さ! 迫力! 楽しさが蘇える! 山本周五郎の世界がみずみずしく息づく! 松田優作の若々しくも激しく、かつユーモアな魅力が横溢する。

昭和7年の九州阿蘇。地主･小清水の小作人の娘･さだ子には隆という恋人がいた。地主の息子･平兵衛はある日、片足を負傷して戦地から復員する。さだ子は 平兵衛に犯され入水自殺を企てるが助けられる。12年の歳月が流れ、隆に去られたさだ子は平兵衛と結婚する。木下惠介得意のいわゆる年代記もので、全体が5章より成る昭和7年から昭和36年までのさだ子と平兵衛の愛憎、というよりは憎悪の半生記である。フラメンコのリズムに乗せて、従来の木下調リリシズム を裏返したように展開する“永遠の憎しみ”に貫かれた異色のホームドラマ。

舞台は、現在と全く違った発展を遂げた日本―架空都市《帝都》。19世紀から続く華族制度により、極端な格差社会が生まれ、帝都の富の9割は、ごく一部の特権階級―華族に集中していた。そんな中、富裕層のみをターゲットとし、次々と美術品や骨董品を、魔法のような手口で盗んでしまう《怪人二十面相》の出現が世間を騒がせていた。人は彼を“K-20”と呼ぶ―。

ヨットの才能に恵まれたチャーリーは、奨学金を得てスタンフォード大学への進学を控えていた。だが高校卒業の夜、交通事故に巻き込まれ、同乗していた弟サムを死なせてしまう。罪の意識から、彼は進学もヨットも諦め、サムが埋葬されている墓地の管理人となり、静かな生活を送っていた。5年後、高校の同級生でヨットの夢を追い続けているテスと再会。彼女の優しさと眩しさに触れ、少しずつ孤独な心を開き始めるチャーリーは、次第に強く惹かれていくように。過去の喪失と未来への希望、その両方に揺れ動くチャーリーにやがて奇跡が起こる…。